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*ストーリーの結末詳細な内容が記載されていますのでご注意下さい。

将軍たちの夜

The Night of the Generals (1967)

 NOTG.jpg 評価・お勧め度(満点★5個)
★★★★
スタッフ・キャスト/製作年度/
製作費/上映時間/興行収入他

ストーリー
解説
You Tube 関連動画

・・・・・
スタッフ・キャスト
監督:アナトール・リトヴァク
製作:サム・スピーゲル
原作:ハンス・ヘルムート・カースト
脚本
ジョセフ・ケッセル
ポール・デーン
撮影:アンリ・ドカエ
音楽:モーリス・ジャール

出演
ピーター・オトゥール:タンツ中将
オマー・シャリフ:グラウ少佐
トム・コートネイ:ハルトマン伍長
チャールズ・グレイ:フォン・シーディッツ=ガーブラー将軍
ドナルド・プレザンス:カーレンベルク少将
フィリップ・ノワレ:モラン刑事
クリストファー・プラマーロンメル元帥
ジョアンナ・ペティット:ウルリケ
ジュリエット・グレコ:ジュリエット
ジョン・グリーソン:サンダウアー大佐
コーラル・ブラウン:シーディッツ=ガーブラー夫人
ニコール・クールセル:レイモン
ナイジェル・ストック:オットー
ゴードン・ジャクソン:エンゲル大尉

アメリカ/イギリス/フランス映画
配給 コロンビア映画
1967年製作 143分
公開
北米:1967年2月2日
イギリス:1967年1月29日
フランス:1967年4月1日
日本:1967年5月

・・・・・
ストーリー
1942年冬、ナチス・ドイツ支配下のワルシャワ
あるアパートで情報部のスパイであった娼婦が殺され、
犯人はドイツ軍将校であろうということがわかる。 

情報部のグラウ少佐(オマー・シャリフ)は3人の将軍を容疑者
としてあげる。 

貴族出身の第7軍団長ガープラー将軍(チャールズ・グレイ)、
その参謀長カーレンベルク少将(ドナルド・プレザンス)、師団長
タンツ中将(ピーター・オトゥール)だった。 

同じ頃、前線で負傷したハルトマン伍長(トム・コートネイ)が、
音楽家志望の学生だったことから、いとこのコネで夜会の音楽
担当をカーレンベルクに命ぜられる。 

エンゲル大尉(ゴードン・ジャクソン)を伴い夜会に出向いた
グラウは、3人の将軍に会い探りを入れる。 

一方、プレイボーイのハルトマンは、夜会の音楽担当を仕切る
ガープラー将軍夫人エレノアの指示を受けていたが、その娘
ウルリケ(ジョアンナ・ペティット)と親密な関係になっていく。 

翌日、再びタンツの元を訪ねたグラウは、抵抗市民を制圧する
ことに追われるタンツを見てその場を立ち去る。

さらにカーレンベルクの差し金で中佐に昇進したグラウは、
パリ転属を命ぜられる。

1944年7月、連合軍はノルマンディーに上陸したものの、
パリはまだドイツ占領下で各師団が集結していた。 

そして、パリ情報部勤務となっていたグラウは、再びガープラー
とカーレンベルクの前に現れ、やがて前線から呼び戻された
タンツもパリに現れる。

戦闘部隊を率いた前線を好むタンツを、カーブラーらは好まし
く思わず、カーレンベルクはハルトマンを24時間タンツの監視
に付けることにする。 

グラウは、パリのモラン刑事(フィリップ・ノワレ)を訪ね、将軍達
の捜査をレジスタンス3人の釈放を条件に協力してもらう。 

その頃、将軍達によるヒトラー暗殺計画が実行されつつあり、
失敗すればその擁護派ロンメル元帥(クリストファー・プラマー)
の命も危ぶまれていたが、パリのカーブラーとカーレンベルク
の元にロンメルが負傷したという連絡が入る。 

ハルトマンは、運転手兼付き人としてタンツを昼はパリ見物、
夜はナイトクラブへと案内し、人間味のない彼の監視役に
戸惑いを感じる。 

グラウはモランの情報から、娼婦の殺人犯がカーレンベルクか
タンツであるとにらむ。 

ナイトクラブの女を連れ出したタンツは、アパートで彼女を殺害
しハルトマンに罪をかぶせ逃走させる。 

殺人現場でハルトマンの認識票を見つけたグラウだが、でき過
ぎた犯行に疑問を抱きカーレンベルクの元に向かう。

グラウの面会を受けるカーレンベルクだが、そこにヒトラー暗殺
計画の暗号名”ワルキューレ”実行の一報が入る。

ヒトラーが死亡したと思い込んだカーレンベルクは直ちに部下達
にクーデターのための指令と危険人物タンツの逮捕を命ずる。 

グラウはニーベルンゲンの師団本部のタンツの元に急行して
彼を逮捕しようとするが、そこに”ワルキューレ”失敗の連絡が
入りタンツはグラウを射殺してしまう。

1965年ハンブルグ、国際警察の警部になっていたモランは、
友人のグラウの遺志を継ぎ今でもワルシャワパリで起きた
事件を追っていた。

モランは、生き延びていたカーレンベルクからパリの事件当時
ハルトマンが2日間だけタンツの付き人をしていたことを聞き、
いまだに起きる怪奇殺人事件の犯人がタンツであると確信する。 

カーブラーと娘ウルリケに会ったモランは、師団創設25周年記念
行事で演説するタンツと、行方不明となっていたハルトマンを対面
させる。 

そしてタンツは、付き人から銃を受け取り祝宴会場で自殺する。 

・・・・・
解説
1962年に発表された、第二次大戦
ものを得意とするドイツ人作家
ハンス・ヘルムート・カースト
同名小説の映画化。

60年代初頭から活躍しだした、
イギリス人若手俳優らを中心にした
豪華顔合わせのサスペンス超大作。

同じ題材が登場する「ワルキューレ
も参考にしたい作品だ。

ナチス・ドイツ軍の将軍による殺人
事件を、第二次大戦中の歴史の
事実に絡め、多彩な登場人物を見事
に操る、ウクライナ生まれの国際派監督
アナトール・リトヴァクの重厚かつ巧み
な演出は見事で、晩年の彼の代表作
といっていい。

ナチス・ドイツ占領下のワルシャワ
パリの様子または軍隊の描写にも手抜
きがなく、サスペンス作品という領域を
超えて戦争映画としても楽しめる。

特に、ヒトラー暗殺”ワルキューレ”計画
を、後半戦の殺人犯捜査と絡めた緊迫
した展開は見応えがあり非常に興味深い。

戦争サスペンスの要素を見事に表現
したモーリス・ジャールの音楽も印象に残る。

サディスティックな殺人犯を異様な
ムードで演ずるピーター・オトゥール
怪演が見所のひとつで、感情を表に
出さない非常な人物を見事に演じている。 

正義感があり、上官の圧力にも怯まない
殺人事件を追う情報部将校オマー・シャリフ
前線を嫌ったがために、変質的な将軍の
犯罪の犠牲になる伍長トム・コートネイ
楽観的な貴族出身の将軍チャールズ・グレイ
その参謀で”ワルキューレ”の黒幕的
存在のドナルド・プレザンス、敵味方を
超えた友情と信念で殺人犯を追い続ける
フィリップ・ノワレら、主な登場人物の
演技のぶつかり合いは見ものだ。 

他にロンメル元帥役でクリストファー・プラマー
ハルトマンと恋仲になるジョアンナ・ペティット
カーブラー将軍夫人コーラル・ブラウン
情報部将校ゴードン・ジャクソンなどが
共演している。 

・・・・・
予告編



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プロフィール

Author:Ethan Edwards
静岡県御殿場市在住
地元タウン誌などに、
映画コラムを執筆中
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