
*ストーリーの結末詳細な内容が記載されていますのでご注意下さい。
インドへの道
A Passage to India (1984)
・ドラマ
・・・・・
スタッフ・キャスト
監督:デヴィッド・リーン
製作
ジョン・ブラボーン
リチャード・B・グッドウィン
原作:E・M・フォスター
脚本:デヴィッド・リーン
撮影:アーネスト・デイ
編集:デヴィッド・リーン
美術・装置
ジョン・ボックス
ヒュー・スケーフ
音楽:モーリス・ジャール
出演
ジュディ・デイヴィス:アデラ・クエスティッド
ヴィクター・バナルジー:アジズ・H・アーメド医師
ペギー・アシュクロフト:モア夫人
アレック・ギネス:ゴドボリ教授
ジェームズ・フォックス:リチャード・フィールディング
アダム・ブラックウッド:ハードリー
ナイジェル・ハヴァース:ロニー・ハスロップ
リチャードウィルソン:タートン総督
マイケル・カルヴァー:マクブライド
ロシャム・セス:アムリトラオ弁護士
イギリス/アメリカ映画
配給 コロンビア映画
1984年製作 163分
公開
北米:1984年12月14日
日本:1958年8月30日
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $27,187,653
・・・・・
アカデミー賞
第57回アカデミー賞
・受賞
助演女優賞(ペギー・アシュクロフト)・作曲賞
・ノミネート
作品・監督・主演女優(ジュディ・デイヴィス)・脚色・編集
撮影・録音・美術・衣装デザイン賞
・・・・・
ストーリー
第一次大戦後の、イギリス領インドへ旅立つイギリス人女性
アデラ・クエスティッド(ジュディ・デイヴィス)は、現地の判事で
婚約者のロニー・ハスロップ(ナイジェル・ハヴァース)の母親
モア夫人(ペギー・アシュクロフト)と共に長い船旅を終え無事
インドに到着する。
汽車で目的地チャンドラボアに向かったアデラとモア夫人は、
タートン総督(リチャードウィルソン)夫妻と共に目的地に到着
し歓迎を受ける。
現地で治安判事を務めるロニーに、好きなところを見て回る
よう言われたアデラとモア夫人だが、インドの人々を見下した
ような目で見るイギリス人や、それに反発するインド人達の姿
を目の当たりにし期待したような旅の楽しさを味わえないでいた。
ある夜モア夫人はモスクで、妻をお産でなくした現地の医師
アジズ(ヴィクター・バナルジー)に出会い、彼の誠実さによう
やく心休まる思いをする。
アデラは、インド人と親交を深めたいことを国立大学の校長
フィールディング(ジェームズ・フォックス)に伝え、モア夫人から
勧められたアジズ医師にガイドをしてもらいたい意向を示す。
フィールディングはアデラとモア夫人を、アジズと変わり者の
哲学者ゴドボリ教授(アレック・ギネス)に正式に紹介し、二人
のイギリス人女性、特にアデラはアジズの勧めるマラバー洞窟
の旅に期待を膨らませる。
やがて出発の日が来るが、同行するはずのフィールディング
は汽車に乗り遅れ、アジズは一人でアデラとモア夫人の面倒
を見ることになり不安を抱き、ゴドボリ教授は不吉な予感を感
じる。
しかし、面倒見のいいアジズは二人のために精一杯の持て成
しをして彼女らを喜ばせる。
そして、洞窟のふもとに到着した一行は、疲労で体調が心配さ
れるモア夫人を残し、アデラとアジズはガイドを連れ先を急ぐ。
アデラの、自分の妻に対する質問や見つめる眼差しに戸惑い
を感じたアジズは、彼女と少し離れた場所で休息をとるが、
彼女は一人で洞窟に入ってしまう。
自分を探すアジズの叫び声を聞いたアデラは、性的欲求を感じ
てしまい失神しそうになり慌てて洞窟を抜け出す。
アデラは、一行の後を追ってきたフィールディングが乗ってきた
車に乗り町に戻ってしまう。
アジズはモア夫人とフィールディングに事情を説明するが、
駅で警察に逮捕されてしまう。
アジズは、アデラを含めたイギリス人数人から暴行の疑いで
告訴され、フィールディングは各方面にアジズの無実を訴え
るが受け入れられず、ゴドボリ教授は何をやっても無駄だと
彼に忠告する。
アジズに同情するモア夫人は、事件のごたごたから遠ざかる
ために帰国を決意する。
インド人の反英感情が高まる中裁判は始まり、アジズの弁護
側はモア夫人がインドを去ったことに猛抗議する。
その頃、帰国の途に着いていた洋上のモア夫人は心臓発作
で帰らぬ人となってしまう。
アデラは証言台に立つが、洞窟のことを覚えてないと言い出し
アジズの告訴を取り下げてしまう。
アジズは英雄扱いされ、アデラの危険を感じたフィールディング
は彼女を送り届ける。
フィールディングはアジズに、弁護費用などをアデラに払わせる
つもりか問いただすが、今では彼女に憎しみを感じるアジズは、
当然の報いだとフィールディングに言い放つ。
フィールディングは帰国し数年後、ヒマラヤで医師を続けるアジズ
を訪れる。
フィールディングの結婚相手がアデラだと思い、再会を拒む
アジズは、同じくヒマラヤに移ったゴドボリ教授に説得され仕方
なくフィールディングに会い、彼の妻がモア夫人の娘だと聞き
わだかまりが消える。
そしてアジズは、アデラの勇気がやっと理解できたという手紙
を彼女に送り深く謝罪する。
・・・・・
解説
1924年に発表された、E・M・フォスター
の同名小説の映画化。
70歳代半ばを迎えた巨匠デヴィッド・リーン
の「ライアンの娘」以来14年振りとなる作品で
これが彼の遺作となった。
また、デヴィッド・リーンが脚本、編集も
兼ねた意欲作でもある。
彼の作品にはよく登場する、愛欲に飢え
る女性の心理描写と、人種的偏見を生々
しく描く繊細なデヴィッド・リーンの演出は、
全く衰えが見えない見事なものとなっている。
この年のアカデミー賞では、作品、監督賞
をはじめ11部門にノミネートされ助演女優
と作曲賞で受賞を果たした。
インド各地の大自然を映し出した映像も、
デヴィッド・リーンらしいスケールの大きさ
と美しさで、まるで美術絵画や絵葉書を見
ているようだ。
デヴィッド・リーン作品では3度目の
アカデミー賞受賞となる、モーリス・ジャール
の音楽が、その美しい映像をより効果的に
スクリーンに映し出す手助けをしている。
主演のジュディ・デイヴィスは、前作の
「ライアンの娘」のサラ・マイルズと
「ドクトル・ジバゴ」のジュリー・クリスティ
の容姿や役柄を合わせたような、いかにも
デヴィッド・リーン好みの、色気とは違う女の
魅力と感情を見事に表現している。
ヴィクター・バナルジーは、灼熱の地で
常に女性を前にスーツとネクタイを着用
する、紳士的なインド人医師を好演し、
シリアスな演技に加えコミカルなところ
も見せてくれる。
ペギー・アシュクロフトのアカデミー助演賞
に輝く、控えめではあるが芯の強さを感じ
るメリハリの利いた演技は秀逸だ。
デヴィッド・リーン作品の常連で、アラブ人
やロシア人、そして今回は風変わりな
インド人教授を演ずるアレック・ギネスの
怪演も見所のひとつだ。
正義感があり主人公アデアの勇気を、
信念を持って支えるジェームズ・フォックス
の好演も光る。
インド人俳優の第一人者ロシャム・セスや
法廷で恥をかいてしまう主人公の婚約者
ナイジェル・ハヴァースなどが共演している。
・・・・・
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↑ DVD情報他 ↑ | 評価・お勧め度(満点★5個) ★★★★★ スタッフ・キャスト/製作年度/ 製作費/上映時間/興行収入他 アカデミー賞 ストーリー 解説 |
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スタッフ・キャスト
監督:デヴィッド・リーン
製作
ジョン・ブラボーン
リチャード・B・グッドウィン
原作:E・M・フォスター
脚本:デヴィッド・リーン
撮影:アーネスト・デイ
編集:デヴィッド・リーン
美術・装置
ジョン・ボックス
ヒュー・スケーフ
音楽:モーリス・ジャール
出演
ジュディ・デイヴィス:アデラ・クエスティッド
ヴィクター・バナルジー:アジズ・H・アーメド医師
ペギー・アシュクロフト:モア夫人
アレック・ギネス:ゴドボリ教授
ジェームズ・フォックス:リチャード・フィールディング
アダム・ブラックウッド:ハードリー
ナイジェル・ハヴァース:ロニー・ハスロップ
リチャードウィルソン:タートン総督
マイケル・カルヴァー:マクブライド
ロシャム・セス:アムリトラオ弁護士
イギリス/アメリカ映画
配給 コロンビア映画
1984年製作 163分
公開
北米:1984年12月14日
日本:1958年8月30日
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $27,187,653
・・・・・
アカデミー賞
第57回アカデミー賞
・受賞
助演女優賞(ペギー・アシュクロフト)・作曲賞
・ノミネート
作品・監督・主演女優(ジュディ・デイヴィス)・脚色・編集
撮影・録音・美術・衣装デザイン賞
・・・・・
ストーリー
第一次大戦後の、イギリス領インドへ旅立つイギリス人女性
アデラ・クエスティッド(ジュディ・デイヴィス)は、現地の判事で
婚約者のロニー・ハスロップ(ナイジェル・ハヴァース)の母親
モア夫人(ペギー・アシュクロフト)と共に長い船旅を終え無事
インドに到着する。
汽車で目的地チャンドラボアに向かったアデラとモア夫人は、
タートン総督(リチャードウィルソン)夫妻と共に目的地に到着
し歓迎を受ける。
現地で治安判事を務めるロニーに、好きなところを見て回る
よう言われたアデラとモア夫人だが、インドの人々を見下した
ような目で見るイギリス人や、それに反発するインド人達の姿
を目の当たりにし期待したような旅の楽しさを味わえないでいた。
ある夜モア夫人はモスクで、妻をお産でなくした現地の医師
アジズ(ヴィクター・バナルジー)に出会い、彼の誠実さによう
やく心休まる思いをする。
アデラは、インド人と親交を深めたいことを国立大学の校長
フィールディング(ジェームズ・フォックス)に伝え、モア夫人から
勧められたアジズ医師にガイドをしてもらいたい意向を示す。
フィールディングはアデラとモア夫人を、アジズと変わり者の
哲学者ゴドボリ教授(アレック・ギネス)に正式に紹介し、二人
のイギリス人女性、特にアデラはアジズの勧めるマラバー洞窟
の旅に期待を膨らませる。
やがて出発の日が来るが、同行するはずのフィールディング
は汽車に乗り遅れ、アジズは一人でアデラとモア夫人の面倒
を見ることになり不安を抱き、ゴドボリ教授は不吉な予感を感
じる。
しかし、面倒見のいいアジズは二人のために精一杯の持て成
しをして彼女らを喜ばせる。
そして、洞窟のふもとに到着した一行は、疲労で体調が心配さ
れるモア夫人を残し、アデラとアジズはガイドを連れ先を急ぐ。
アデラの、自分の妻に対する質問や見つめる眼差しに戸惑い
を感じたアジズは、彼女と少し離れた場所で休息をとるが、
彼女は一人で洞窟に入ってしまう。
自分を探すアジズの叫び声を聞いたアデラは、性的欲求を感じ
てしまい失神しそうになり慌てて洞窟を抜け出す。
アデラは、一行の後を追ってきたフィールディングが乗ってきた
車に乗り町に戻ってしまう。
アジズはモア夫人とフィールディングに事情を説明するが、
駅で警察に逮捕されてしまう。
アジズは、アデラを含めたイギリス人数人から暴行の疑いで
告訴され、フィールディングは各方面にアジズの無実を訴え
るが受け入れられず、ゴドボリ教授は何をやっても無駄だと
彼に忠告する。
アジズに同情するモア夫人は、事件のごたごたから遠ざかる
ために帰国を決意する。
インド人の反英感情が高まる中裁判は始まり、アジズの弁護
側はモア夫人がインドを去ったことに猛抗議する。
その頃、帰国の途に着いていた洋上のモア夫人は心臓発作
で帰らぬ人となってしまう。
アデラは証言台に立つが、洞窟のことを覚えてないと言い出し
アジズの告訴を取り下げてしまう。
アジズは英雄扱いされ、アデラの危険を感じたフィールディング
は彼女を送り届ける。
フィールディングはアジズに、弁護費用などをアデラに払わせる
つもりか問いただすが、今では彼女に憎しみを感じるアジズは、
当然の報いだとフィールディングに言い放つ。
フィールディングは帰国し数年後、ヒマラヤで医師を続けるアジズ
を訪れる。
フィールディングの結婚相手がアデラだと思い、再会を拒む
アジズは、同じくヒマラヤに移ったゴドボリ教授に説得され仕方
なくフィールディングに会い、彼の妻がモア夫人の娘だと聞き
わだかまりが消える。
そしてアジズは、アデラの勇気がやっと理解できたという手紙
を彼女に送り深く謝罪する。
・・・・・
解説
1924年に発表された、E・M・フォスター
の同名小説の映画化。
70歳代半ばを迎えた巨匠デヴィッド・リーン
の「ライアンの娘」以来14年振りとなる作品で
これが彼の遺作となった。
また、デヴィッド・リーンが脚本、編集も
兼ねた意欲作でもある。
彼の作品にはよく登場する、愛欲に飢え
る女性の心理描写と、人種的偏見を生々
しく描く繊細なデヴィッド・リーンの演出は、
全く衰えが見えない見事なものとなっている。
この年のアカデミー賞では、作品、監督賞
をはじめ11部門にノミネートされ助演女優
と作曲賞で受賞を果たした。
インド各地の大自然を映し出した映像も、
デヴィッド・リーンらしいスケールの大きさ
と美しさで、まるで美術絵画や絵葉書を見
ているようだ。
デヴィッド・リーン作品では3度目の
アカデミー賞受賞となる、モーリス・ジャール
の音楽が、その美しい映像をより効果的に
スクリーンに映し出す手助けをしている。
主演のジュディ・デイヴィスは、前作の
「ライアンの娘」のサラ・マイルズと
「ドクトル・ジバゴ」のジュリー・クリスティ
の容姿や役柄を合わせたような、いかにも
デヴィッド・リーン好みの、色気とは違う女の
魅力と感情を見事に表現している。
ヴィクター・バナルジーは、灼熱の地で
常に女性を前にスーツとネクタイを着用
する、紳士的なインド人医師を好演し、
シリアスな演技に加えコミカルなところ
も見せてくれる。
ペギー・アシュクロフトのアカデミー助演賞
に輝く、控えめではあるが芯の強さを感じ
るメリハリの利いた演技は秀逸だ。
デヴィッド・リーン作品の常連で、アラブ人
やロシア人、そして今回は風変わりな
インド人教授を演ずるアレック・ギネスの
怪演も見所のひとつだ。
正義感があり主人公アデアの勇気を、
信念を持って支えるジェームズ・フォックス
の好演も光る。
インド人俳優の第一人者ロシャム・セスや
法廷で恥をかいてしまう主人公の婚約者
ナイジェル・ハヴァースなどが共演している。
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