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*ストーリーの結末詳細な内容が記載されていますのでご注意下さい。

ドクトル・ジバゴ

Doctor Zhivago (1965)
DrZhivago.jpg
  ↑ DVD情報他 ↑
評価・お勧め度(満点★5個)
★★★★★
スタッフ・キャスト/製作年度/
製作費/上映時間/興行収入他

アカデミー賞
ストーリー
解説



ドラマ
・・・・・
スタッフ・キャスト
監督:デヴィッド・リーン
製作:カルロ・ポンティ
原作:ボリス・パステルナーク
脚本:ロバート・ボルト
撮影
フレデリック・A・ヤング
ニコラス・ローグ
ダリオ・シモーニ
編集:ノーマン・サベージ
美術・装置
ジョン・ボックス
テレンス・マーシュ
音楽:モーリス・ジャール

出演
ユーリー・ジバゴ:オマー・シャリフ
ラーラ:ジュリー・クリスティ
トーニャ:ジェラルディン・チャップリン
パーシャ:トム・コートネイ
エフグラフ・ジバゴ将軍:アレック・ギネス
ヴィクトル・コマロフスキー:ロッド・スタイガー
アレキサンダー・グロムイコ:ラルフ・リチャードソン
アメリア:アドリエンヌ・コリー
ボリス・カート教授:ジョフリー・キーン
トーニャ・コマロ−ヴァ:リタ・トゥシンハム
アモースキー:クラウス・キンスキー

アメリカ/イギリス/イタリア映画
配給 MGM
1965年製作 193分
公開
イギリス:1966年4月26日
イタリア:1966年12月10日
北米:1965年12月22日
日本:1966年6月18日
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $111,721,910

・・・・・
アカデミー賞
第38回アカデミー賞
・受賞
脚色・撮影(カラー)・作曲・美術(カラー)
衣装デザイン賞(カラー)
・ノミネート
作品・監督・助演男優(トム・コートネイ)・編集・録音賞

・・・・・
ストーリー
エフグラフ・ジバゴ将軍(アレック・ギネス)は、医師でありながら
詩人でもあった義兄ユーリ(オマー・シャリフ)の娘を探していた。

エフグラフは、ユーリとその妻ラーラ(ジュリー・クリスティ)のことを
彼らの娘と思われる少女トーニャ・コマロ−ヴァ(リタ・トゥシンハム)
に語り始める。
__________

19世紀末のロシア、両親を亡くした幼いユーリは、母の残した
バラライカを手に科学者グロムイコ(ラルフ・リチャードソン)夫妻
に引き取られる。

医学生として成長したユーリは、既に詩人として名声を得ていた
がそれは趣味でしかなかった。

ユーリはグロムイコの娘トーニャ(ジェラルディン・チャップリン)と
結婚する約束を交わしていた。

仕立屋の娘ラーラ(ジュリー・クリスティ)は、革命運動家の学生
パーシャ(トム・コートネイ)と恋仲だったが、弁護士コマロフスキー
(ロッド・スタイガー)と母アメリア(アドリエンヌ・コリー)が出かけよ
うとした時、発熱した母に代わり彼と食事に出かける。

若いラーラに魅力を感じたはコマロフスキーは、彼女を誘惑
してしまう。

その時、パーシャも参加した労働者たちの皇宮への請願行進
を政府が鎮圧にのりだし、大通りは血に染まってしまう。

ある日、ラーラの母アメリアが娘とコマロフスキーの関係を知り
自殺を謀り、ユーリが恩師カート教授(ジョフリー・キーン)と共に
ラーラの家に呼ばれ、ユーリはその場でコマロフスキーとラーラ
の関係を知ってしまう。

コマロフスキーはパーシャを災いのもとだとラーラから引き離そ
うとするが、クリスマス・パーティーの席上ラーラはコマロフスキー
を銃撃してしまう。

1914年、ロシア第一次大戦に参戦しユーリは医師として従軍、
パーシャと結婚していた戦場で看護婦として働らくラーラと再会
することになる。

ユーリもトーニャと結婚していたが、戦場で互いに助け合い生活
するうちに2人は惹かれあっていく。

その頃内戦が激化していたロシアでは、レーニンモスクワに入
りし帝政が終わり労働者の国が誕生しようとしていた。

やがてラーラと別れモスクワに戻ったユーリは、飢えと物資不足
に苦しむが、革命軍の幹部になっていた義弟エフグラフに出会
い、彼の協力で家族を連れヴァリキノの別荘に越す決意をする。

ヴァリキノへの旅の途中、白衛軍と間違えられたユーリは赤軍
将校になっていたパーシャに尋問される。

パーシャは理想の高い青年から狂信的な革命家へと変貌して
いて、ユーリは彼の口からラーラがユリアティンにいることを聞か
され解放される。

ヴァリキリに着いたユーリ達は、荒れ果てた別荘を直し畑を耕し
冬を越してやがて春を迎える。

ユリアティンの図書館を訪ねたユーリは、そこでラーラと再会し
愛を確かめ合う。

ユーリは身ごもった妻トーニャを気遣いながらもラーラとの情事
を繰り返すが、別れる決心をした帰りにパルチザンに捕らえられ
てしまう。

月日が経ち、パルチザンから逃げ延びたユーリはヴァリキリに
戻ったが家族は既に別荘を離れ、彼はラーラのもとに向かい
彼女からロシアを追放させられたトーニャの手紙を受け取る。

そこにコマロフスキーが現れ、ユーリとラーラに危険が迫ってい
ることを伝えるが、2人はそれを無視しヴァルキノの別荘で暮ら
し始める。

ユーリは怯えるラーラを励ましながら、やがて詩集”ラーラ”の
執筆を始める。

しかし、再び現れたコマロフスキーに説得されユーリはラーラを
彼に託す。

8年後、ユーリはモスクワ市内でラーラを見かけ、必死に後を追
うが心臓発作で倒れ息をひきとる。

ユーリの義弟エフグラフは葬儀の席でラーラに会い、生き別れ
となった娘の捜索を依頼される。

ラーラはその後、強制収容所で死亡したことがわかる。
__________

エフグラフはトーニャを姪だと確信し、ダムで働く恋人と立ち去る
彼女を笑顔で見送る。

・・・・・
解説
政治的な圧力により辞退することにはな
るがノーベル賞受賞者として発表された
ボリス・パステルナークが、体制批判的な
内容のため祖国では長く刊行されず、
1957年にイタリアで発表された同名小説
の映画化。
ソ連で刊行されたのは1987年。

ロシア革命の混乱の中、主人公の誠実な
医師が人間としての苦しみを妻や恋人
ラーラへの愛で耐え生き抜こうとする、
恋愛ドラマの大作。

広大なロシアの大地や見事なモスクワ市内
のセットなど、デヴィッド・リーンらしいスケール
の大きな映像美が堪能できる作品で、この年
アカデミー賞では、作品賞以下10部門に
ノミネートされ、撮影賞など5部門で受賞した。

参考:
ドラマで登場するウラル山脈などはカナダ
で撮影されたものである。

同じデヴィッド・リーン作品「アラビアのロレンス」
でも出演したオマー・シャリフは、生き延びる苦し
みを愛によって癒そうとする青年医師を見事に
演じ、ゴールデングローブ賞の主演男優賞を
受賞している。

この年に「ダーリング」でアカデミー主演賞
受賞することになるジュリー・クリスティ
離れ離れになる主人公への愛情がもの悲しい。

したたかな実力者だが主人公2人を救おうとする
ロッド・スタイガー、終始感情を表に出さずにいたが、
姪を探し当てた時の安堵の笑みが印象的な
アレック・ギネス、理想高き青年から革命家の
リーダーになっていくトム・コートネイ
ラーラの存在を気にしながらも夫に尽くす
ジェラルディン・チャップリン、その父で幼い
ユーリをひきとるラルフ・リチャードソン
ユーリの恩師ジョフリー・キーン、ユーリと
ラーラの娘リタ・トゥシンハム、そして短い出演
だが非常に印象に残るクラウス・キンスキー
などが共演している。

「アラビアのロレンス」に続き2度目のアカデミー賞
受賞となった、モーリス・ジャールの”ラーラのテーマ”
は忘れられない名曲だ。

・・・・・

 


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