

*ストーリーの結末詳細な内容が記載されていますのでご注意下さい。
フィクサー
| 評価・お勧め度(満点★5個) ★★★★☆ スタッフ・キャスト/製作年度/ 製作費/上映時間/興行収入他 アカデミー賞 ストーリー 解説 You Tube 関連動画 |
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スタッフ・キャスト
監督:トニー・ギルロイ
製作
シドニー・ポラック
ジェニファー・フォックス
スティーヴン・サミュエルズ
ケリー・オレント
製作総指揮
スティーヴン・ソダーバーグ
ジョージ・クルーニー
ジェームズ・ホルト
アンソニー・ミンゲラ
脚本:トニー・ギルロイ
撮影:ロバート・エルスウィット
編集:ジョン・ギルロイ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演
ジョージ・クルーニー:マイケル・クレイトン
トム・ウィルキンソン:アーサー・イーデンス
ティルダ・スウィントン:カレン・クラウダー
シドニー・ポラック:マーティ・バック
マイケル・オキーフ:バリー・グリッソム
ケン・ハワード:ドン・ジェフリーズ
メリット・ウィーヴァー:アナ
ビル・レイモンド:ゲイブ・ザベル
ロバート・プレスコット:ヴァーン
ショーン・カレン:ジーン・クレイトン
デヴィッド・ランズバリー:ティミー・クレイトン
デニス・オヘア:グリア
アメリカ映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2007年製作 119分
公開
北米:2007年10月5日
日本:2008年4月12日
制作費 $25,000,000
北米興行収入 $49,024,969
世界 $89,354,208
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アカデミー賞
第80回アカデミー賞
・受賞
助演女優賞(ティルダ・スウィントン)
・ノミネート
作品・監督・主演男優(ジョージ・クルーニー)
助演男優(トム・ウィルキンソン)・脚本・作曲賞
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ストーリー
ニューヨークの大手弁護士事務所ケナー・バック&レディーン
の裏工作専門担当マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)
は、顧客から交通事故のもみ消しを依頼された帰り道、丘の
上にいた馬を見つける。
車を降りたクレイトンは、馬に近寄り辺りを見回していると
突然、車が爆発する。
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4日前。
いとこのティミー(デヴィッド・ランズバリー)の借金75000ドルを
肩代わりしていたクレイトンは、返済を迫られ不安と苛立ちを
抱えながら出社する。
世論を巻き込む大事件に発展した、巨大農薬会社U・ノースが
かかえる30億ドルの薬害訴訟は、会社側有利のうちに解決さ
れようとしていた。
しかし、U・ノースの弁護を請け負うケナー・バック&レディーン
の弁護士アーサー・イーデンス(トム・ ウィルキンソン)は、証言
録取の席で裸になってしまい、事態解決のためクレイトンは急
遽ミルウォーキーに向かう。
警察に連行されたイーデンスは、狂人のように話し続け、鬱病
が再発したと思ったクレイトンは、彼に薬を飲ませようと説得す
るしかなかった。
U・ノースの法律部のカレン・クラウダー(ティルダ・スウィントン)
は、イーデンスに接触したクレイトンの身元を調べる。
クラウダーはクレイトンに、30億ドルの訴訟担当者の不始末の
責任を追及するが、クレイトンは薬を切らしただけだと言い訳
をする。
とりあえず、イーデンスを引き取ったクレイトンだったが、
彼からU・ノースが腐りきった会社だということを聞く。
翌朝イーデンスは、”自分は正常だ・・”と壁に書き残し姿を
消してしまう。
ニューヨークに戻ったクレイトンは、上司のマーティ・バック
(シドニー・ポラック)から、イーデンスを探し出し入院させろ
という命令を受ける。
イーデンスは街をさ迷い、その間クラウダーは工作員の
ヴァーン(ロバート・プレスコット)らを雇い、イーデンスの
周辺を探らせる。
クレイトンは、借金の取立て屋ゲイブ・ザベル(ビル・レイモンド)
から返済を迫られ、恥を忍んで上司バックに借金を切り出す。
しかしバックは、イーデンスが原告側に加担しようとしている
ことを知り、イーデンスを一週間確保することに専念するよう
クレイトンに告げる。
クレイトンはイーデンスを見つけるが、強制的に入院させる
ことはできず、イーデンスはU・ノースに関する内部調査文書
を公表しようとする。
ヴァーンの調査でそれを知ったクラウダーは、資料の処分だ
けでなくイーデンスを抹殺することを企む。
そして、自殺に見せかけられたイーデンスはヴァーンらに殺
され、それを知ったクレイトンは落胆し責任を感じる。
しかしクレイトンは、イーデンスを慕っていた原告の一人アナ
(メリット・ウィーヴァー)が、彼に会うためニューヨークに来て
いることを知り、ラガーディア空港に向かう。
アナは、裁判で確実に勝てる何かをイーデンスが自分に
渡そうとしていたことをクレイトンに話す。
クレイトンは、警察官の弟ジーン(ショーン・カレン)の協力で
封鎖シールを手に入れ、イーデンスのアパートに向かう。
一冊の本を見つけたクレイトンは、丘の上の馬の挿絵の
ページにマーカーで印がしてあるのに気づくが、駆けつけ
た警官に取り押さえられてしまう。
弟ジーンの助けで釈放されたクレイトンは、本に挟まってい
た装丁代のレシートを頼りにコピーショップに向かう。
そこでクレイトンは、製本された冊子の内容がU・ノース関連
の内部調査文書だということを知るが、ヴァーンもそれに気
づきクラウダーに連絡を入れる。
事務所ではU・ノースの和解案が準備される中、クレイトンは
バックにイーデンスが正しかったことを伝えるが、それを自殺
行為だと言われ、8万ドルのボーナスを渡される。
クレイトンは何もできず、ザベルに借金を返した後、しばらく
絶っていたポーカーに向かうが、その間ヴァーンはクレイトン
の車に爆弾を仕掛ける。
ヴァーンはクレイトンを追い、彼の車の爆破チャンスを待つ。
顧客の交通事故のもみ消しを終えたクレイトンは、帰り道に
イーデンスの本の挿絵と同じ風景に出会い、丘の馬の元に
向かう。
ヴァーンはクレイトンを見失い、クレイトンが車を離れている
ことを知らずに爆破ボタンを押す。
危険を感じたクレイトンはその場から離れ、借金の件で彼に
借りのあるいとこのティミーの助けでクラウダーの元に向かう。
和解案の会議場から出てきたクラウダーを待ち受けていた
クレイトンは、驚きを隠せない彼女を脅迫し大金を要求する。
クラウダーは要求をのむが、それはクレイトンが仕掛けた
罠だった。
異変に気づいたU・ノース社長ドン・ジェフリーズ(ケン・ハワード)
は警備員を呼ぶが、そこに市警の刑事が現れる。
クレイトンは、弟ジーンにクラウダーとの会話を録音したかを
確認し、その場を立ち去る。
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解説
大手弁護士事務所の裏工作担当者
(フィクサー/もみ消し屋)が、友人で
もある同僚弁護士の奇行を解決しに
向かい、巨額賠償訴訟の裏に潜む
陰謀に巻き込まれていくというサスペンス。
第80回アカデミー賞では、作品賞
以下7部門でノミネートされ、助演
女優賞をティルダ・スウィントンが
受賞した。
淡々と進むストーリーに、緊迫感が
やや足りない気もするが、法廷が
主の裁判劇ではなく、内容は非常に
解りやすい。
冒頭の謎が徐々に解け、友人の復讐
を果たすクライマックスは、
「ボーン・アイデンティティー」シリーズ
の脚本を担当したトニー・ギルロイらしく
見応え十分だ。
主人公の悶々とした心情を表す
ジェームズ・ニュートン・ハワードの
音楽も効果をあげている。
もみ消し屋に嫌気が差し、訴訟担当に
転属を望む、賭事と借金に追われる文
なし弁護士というジョージ・クルーニーの、
洒落っ気のない捨て身の演技がいい。
これは好みの問題だが、
ジョージ・クルーニーにどうも魅力を感じ
ない自分には、この役がラッセル・クロウ
あたりだったらどうだろうと思いながら見
ていたのも事実だ。
ソダーバーグ製作の作品だけに、
彼の起用は仕方がないところだろうか・・
鬱病まで抱え、良心の呵責から半狂乱
状態に陥るような人物に、あれほど大き
な訴訟を任されることが、超一流の弁護士
事務所にしてはやや不自然に思えるが、
トム・ ウィルキンソンの狂気の熱演は印象
に残りアカデミー助演賞ノミネートは納得だ。
上辺はスマートに装い、会社や自分の利益
のためには殺人まで指示する、アカデミー
助演賞受賞の敏腕弁護士ティルダ・スウィントン
の好演も光る。
また、偉大な監督としての実績は認めるが、
カメオ出演が多いシドニー・ ポラックが、
あれほど画面に多く登場すると、なんとなく
あの風貌がくどく感じてしまう。
しかし、彼が翌年この世を去り、もともと俳優
志望で業界入りしたことなどを考えると、役者
として残したかったことがあったのかもしれない。
それほど存在感があったことも間違いない。
また、「フィクサー」という邦題がいかにも安っぽい。
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