

*ストーリーの結末詳細な内容が記載されていますのでご注意下さい。
エリザベス:ゴールデン・エイジ
Elizabeth:The Golden Age (2007)
![]() | 評価・お勧め度(満点★5個) ★★★★☆ スタッフ・キャスト/製作年度/ 制作費/上映時間/興行収入他 アカデミー賞 ストーリー 解説 You Tube 関連動画 |
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スタッフ・キャスト
監督 シェカール・カプール
製作総指揮
マイケル・ハースト
デブラ・ヘイワード
ライザ・チェイシン
製作
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
ジョナサン・カヴェン・ディッシュ
脚本
ウイリアム・ニコルソン
マイケル・ハースト
撮影 レミ・アデファラシン
編集 ジル・ビルコック
衣装デザイン:アレクサンドラ・バーン
音楽
クレイグ・アームストロング
A.R.・ラーマン
出演
ケイト・ブランシェット:エリザベス1世
ジェフリー・ラッシュ:フランシス・ウォルシンガム
クライヴ・オーウェン:ウォルター・ローリー
サマンサ・モートン:メアリー・スチュワート
アビー・コーニッシュ:エリザベス・スロックモートン
トム・ホランダー:エイミアス・ポーレット
リス・エヴァンス:ロバート・レストン
ジョルディ・モリャ:フェリペ2世
アダム・ゴドリー::ウィリアム・ウォルシンガム
ローレンス・フォックス:クリストファー・ハットン
エディ・レッドメイン:アンソニー・バビントン
デヴィッド・スレルフォール:ジョン・ディー博士
イギリス映画
配給 ユニバーサル映画
2007年製作 114分
公開
イギリス:2007年11月2日
北米:2007年10月12日
日本:2008年2月16日
制作費 $50-60 million
北米興行収入 $16,264,475
世界 $74,237,563
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アカデミー賞
第80回アカデミー賞
・受賞
衣装デザイン賞
・ノミネート
主演女優賞(ケイト・ブランシェット)
・・・・・
ストーリー
1585年、
世界最強国のスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、
カトリック原理主義者としてヨーロッパ全土を”聖戦”に巻き込
んでいたが、プロテスタント教徒の女王エリザベスの支配する
国イングランドだけはそれに逆らった。
____________
弱冠25歳にしてイングランド女王に即位したエリザベス1世
(ケイト・ブランシェット)は、父王ヘンリー8世の遺志を継ぎ
プロテスタントの女王としてイングランド統治していたが、
国内にはカトリック信者も多く、多くの問題を抱えていた。
エリザベスの失脚を狙う者も多い中、イングランドはヨーロッパ
の強国からの脅威も警戒していた。
中でもカトリック原理主義者のスペイン国王フェリペ2世は、
度々エリザベスに圧力をかけ、 カトリック派のスコットランド
女王でエリザベスの従妹メアリー・スチュワート(サマンサ・
モートン)をイングランド女王に据えようと画策していた。
女王暗殺も考えられる中、国民を愛するエリザベスはさら
なる国家繁栄に自信を見せる。
エリザベスの側近ウォルシンガム(ジェフリー・ラッシュ)は、
幽閉中のメアリー・スチュワートの名前が王位に上がらな
くするために女王に結婚を提案するが、彼女にその意思
はなかった。
そんなエリザベスは、純真無垢な侍女ベス(アビー・コーニッシュ)
との他愛のない会話や遊びが唯一の安らぎだった。
その頃、フェリペ2世は、スペインの森を切りつくす勢いで、
世界に誇る大艦隊を誕生させようとしていた。
そんな時、新世界から帰還した航海士ウォルター・ローリー
(クライヴ・オーウェン)がエリザベスの前に現れ、敵国の
スペインから奪った戦利品などを女王に捧げ、彼女の気
を引くことに成功する。
ウォルシンガムの策略で、自分に夢中の若いオーストリア
大公に会ったエリザベスだが、彼女はいつものようにその
誘いを断る。
エリザベスは、ローリーの自分に対する立ち振る舞いに距離
を置くが、教養があり夢について熱く語る彼に次第に魅了さ
れていく。
一方、ロンドンのイエズス会のロバート・レストン(リス・エヴァンス)
は、フェリペ2世と共謀してエリザベス暗殺計画を進めていた。
ベスはイエズス会にいた従兄を裏切り、ウォルシンガムに差し
出し、ウォルシンガムは密かにうごめく女王暗殺の陰謀を探る。
エリザベスはスペイン大使から、海賊(ローリー)と寝ていると
まで言われ、侮辱され激怒し大使を追放する。
イングランド側が暗殺計画を察知したとの報告を受けた
フェリペ2世は、1ヶ月以内に艦隊が出航できるよう命令を出す。
女王の占星術師ジョン・ディー博士(デヴィッド・スレルフォール)は、
台頭する帝国と滅びる帝国、 どちらかを特定することができない
ことをエリザベスに伝える。
ローリーが出航準備を始めたと知り、嵐に立ち向かわねばな
らない自分を手助けさせるために、エリザベスは彼を近衛隊長
に任命しする。
ヴァージン・クィーンの誓いを立てたエリザベスは、それ以上を
望むことはできず、ローリーは従兄を処刑され悲しむベスと心
を通わせるようになる。
エリザベスは自分をベスに投影させ、ローリーとの叶わぬ恋を
味わう。
そして、メアリー・スチュワートの命令は下り、イエズス会の女王
暗殺の準備は整い、アンソニー・バビントン(エディ・レッドメイン)
が女王エリザベスに銃口を向け発砲するが、銃弾はなく空砲だ
った。
女王襲撃を、監視官エイミアス・ポーレット(トム・ホランダー)
から聞かされたメアリー・スチュワートは、エリザベスの生存
を知り愕然とする。
ウォルシンガムは、暗殺計画に加担したカトリック教徒の弟
ウィリアム(アダム・ゴドリー)を捕らえ絶縁しフランスに追放する。
エリザベスは、自分の暗殺を企てたメアリー・スチュワートの
処刑をウォルシンガムに進言されるが、さすがに従妹の処刑
は拒む。
しかし、今回ばかりはウォルシンガムも後には引かず、結局
メアリー・スチュワートの処刑は1587年2月8日に実行される。
しかしその処刑は、メアリー・スチュワートを利用した
フェリペ2世の罠だったのだ。
大義名分ができたフェリペ2世は、1万の兵と無敵艦隊を率い、
いよいよイングランドを目指す。
やがて、ベスがローリーの子供を宿していることがわかり、
女王との誓いを破り二人は密かに結婚してしまう。
エリザベスはそれを知り激怒し、ローリーとベスを逮捕監禁
してしまう。
フェリペ2世の進軍に焦りを見せるエリザベスだったが、
占星術師ジョン・ディー博士の”嵐に襲われた時ある者は、
鷲のように翼を広げ、風に乗って舞い上がる”という言葉
を聞き、全国民一丸となり敵に立ち向かう覚悟を決める。
女王の命令でローリーを含めた囚人も解放され、海岸線に
警戒態勢が張られ、スペインの無敵艦隊を迎え撃つ。
エリザベスは、自ら戦いの最中に身を置く覚悟を決め前線に
赴き兵士達を励ます。
苦戦するイングランド艦隊は大損害を受けるが、荒れ狂う
海域に錨を下ろした無敵艦隊めがけ、ローリーの艦らが
焼討ち船となり突入する。
そして無敵艦隊は全滅し、エリザベスのイングランドは
勝利する。
やがて、役目を終えたウォルシンガムはエリザベスに見守
られながら息を引き取る。
ローリーとベスには男の子が生まれ、エリザベスに祝福
される。
エリザベスは、国民の母としての新たな誓いをたてる。
__________
スペインの無敵艦隊の敗北は、海戦史上屈辱的な汚点を
残し、フェリペ2世は10年後に財政を破綻させ死去する。
一方イングランドは、平和で穏やかな“ゴールデン・エイジ”
(黄金時代)を迎えた。
・・・・・
解説
女王即位以来続く国内の混乱や、
国外からの圧力に立ち向かいな
がら“ゴールデン・エイジ”(黄金時代)
を築き、当時は弱小国であった
イングランドの、国家としての威信
を守るために戦ったエリザベス1世
を描いた歴史スペクタクル大作。
第80回アカデミー賞では、
衣装デザイン賞を受賞し、
ケイト・ブランシェットが
主演女優賞候補になった。
前作「エリザベス」を見ていなく
ても全く問題ない内容は、続編
と考える必要はない。
但し、この作品を楽しむには、
この時代の歴史的背景を理解
する必要がある。
チューダー朝の終焉、イングランド
とイギリスの違いなど、基本的な
ことを学ぶ良い機会かもしれない
ので、予備知識を持って見ることを
お勧めします。
この作品は、エリザベス1世を描く
人間ドラマだが、フェリペ2世の命令
で広大な森林が伐採され建造される
スペイン艦隊や、その無敵艦隊が
イングランドと相打つアルマダの海戦
の迫力あるスペクタクル映像も見応
え十分だ。
セットでない歴史的建造物での撮影
などもドラマにリアリティを与えているが、
女王の年齢設定他歴史的事実を
かなり脚色している部分もある。
前作「エリザベス」も監督したインド
出身のシェカール・カプールの演出は、
隣国同士の宗教が絡んだ女王暗殺
計画を、一級のサスペンスドラマとし
ても楽しませてくれる。
エリザベスの意思の強さを見事に
表現したクレイグ・アームストロング
とA.R.・ラーマンの力強い音楽も印象
に残る。
絢爛豪華な衣装や宮殿のセット
などが霞んでしまう程の、存在感
を示すケイト・ブランシェットの迫力
ある演技は見ものだ。
残念ながら彼女のアカデミー賞
受賞はならなかったが、30年前に
マーシャ・メイスンが「グッバイガール」
で見せた演技が”上手すぎた”と
言われ受賞できなかった時を思い出す。
女王の側近ジェフリー・ラッシュ、
愛人兼クライヴ・オーウェンも、
女王ケイト・ブランシェットの引き
立て役に徹している確かな演技が
ドラマに重厚感を与える。
スコットランド女王メアリー・スチュワート
のサマンサ・モートン、女王の心の
拠り所の侍女 エリザベス・スロックモートン
のアビー・コーニッシュ、フェリペ2世
の命を受け女王暗殺を画策する
リス・エヴァンス、フェリペ2世のジョルディ・モリャ、
メアリー・スチュワートの監視官エイミアス・ポーレット
のトム・ホランダーなどが共演している。
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